轟音の中、台風が私の町を飲み込んでいた。秋になるとよくある台風。
心は臆病で弱虫で。私はそんな心と話をする。
生きることへの執着がなくなってきた頃に、彼女は唐突に現れた。
暗く淀んだ雨の夕暮れ。独り路地の片隅で、彼女は怪しく笑った。手には傘とに塗られたナイフ。白かったであろうワンピースは返り血で真っ赤に染められていた。
朝起きて目に付いた涙の跡をカリカリと指で取る。今夜の夢も良いものでは無かった。壊れそうになる毎日を必死に耐えて耐えて、夜にはこてんぱんにされる、そんな毎日。終わりにしたくても、そんな勇気がない。怖くて怖くて自殺なんてできない。
『過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。』本日の言葉でこれが出てきた時、私はとても感銘を受けた。
16時半。あたりは夕暮れ。騒がしい駅前商店街を抜けた先の、小さな裏路地。秋風に揺れる金のセミロングの髪を払い除けて、彼女は降り立った。真っ白なロングワンピースがふわりと靡く。少し汚い路地の砂埃を円状に弾き飛ばし、これまた真っ白なハイヒール…
Windowsを久々に開いてみて私は驚いた。本日の単語なんて機能があるのね。この機能を使えば、お題を毎回考えないですむじゃない。とてもありがたい機能ね。さて、本日のお題が今回の題なのだから、この題に沿って書いていきましょ。
「生きたい」その一言が私達を生んだ。私は人格。本体のサブ的立ち位置。私は彼女のを願いを叶えるために生み落とされた。彼女が心の底から願ったこと、それはわからない。何を願い、何を私は叶えたら良いのか、全くわからない。ただ、彼女の願いを叶えたら…
心が私達には足らない。そう思わざるを得ないことが起きてしまった。人が1人、死のうとした。間接的に私達のせい。私達がもっと上手く『解離という本能』に強くなっていたらこんなことにはなっていなかった。自分に甘すぎる。人を見ろ。他者を守れ。これが…
砂漠に黒い蛇が一匹。オアシスに向かい、急いでうねる。オアシスは、楽園だ。遠くの方に見える緑に、蛇は、オアシスが近いことを悟る。スピードを上げよう。手足のない蛇は、地を這うことしかできない。それでも急いでオアシスに向かう。オアシスには何が待…
夢から醒めて私の周りには誰もいないことを悟った。寂しい心の声。いつも一緒に居てくれてとても嬉しい。いなくなるとどうしても辛い。起きてよ。起きてよ。隣にいてよ。怖いよ。私は小さなことり。
激しく燃え盛る怒りは容赦なく心を燃やした。荒れ狂う心には容赦ない怒りの炎が移り心を燃やし壊そうとする。横からの水を蒸発させ、炎は怒りを媒介に大きく大きくなっていく。 忘れるでないぞ。人の子め、除け者にした罪は大きい。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。今回は生きる為に必要な嘘の話をしようと思うの。最近、私のブログ上げられていないでしょう?だから今回は私のブログにしようと思って。
感覚が薄れる中、濁流とせせらぎの狭間で 波を乗り越えていく
煌びやかな朝日ともに、小鳥の鳴き声が劈く。煩く感じるものの、朝の訪れをベッドの橋からの光で知らされたの。私は朝が好きだわ。一日の始まり。美しい小鳥の鳴き声。ああ、人の生き方を教えてくれる様な美しき朝。人の自由ではあるけれど私の一日を教えて…
過去は変える事はできない。破かれた文字には意味はなく、偽装を重ねた嘘には真実が宿る。ああ、なんて酷い今なのかしら。生きてる価値のない現在。裏と裏と表と裏。真実なんて過去には敵わないのよ。完璧なんて偽物の模造品でしかないわ。個性は異端と同じ…
最近の雨のせいで洗濯物が溜まるばかりの日々。今日も夢は地獄絵図。それでも朝はやってきて普通に起きている自分がいる。不思議なことに部屋は片付いていて、和室とかキッチンが使いやすくなっていた。最近、結婚をしたのだけど、そのおかげかしら?だとし…
ベルリンの壁。深い谷底を埋めるのは容易ではなく凄く苦しい選択を毎度迫られ、みんなのためと頑張ってくれるりーちゃん。しかし、本質は【甘えたい】なの。だから、りーちゃんは求める、毒としか思えない親にすがる。親が全てで親に嫌われるのが怖くて怖く…
何の眠剤を入れても3時間ぐらいしか寝られない私たち。夜明けまだまだ時間があり、やることが無いので文を1つと思って出てきました。さっきまでは今いる人格のトラウマ表みたいなのを作成していたのだけど、あれ、かなりキツいわね。強制交代で違う子にな…
赤ちゃんが産まれるの来月。怖いのはこの体が赤ちゃんを見切れるかよ。勿論、いろんな手段は使うわ。それでも怖いのは変わらないわね。おなかの中にいる分には問題はないのよ。なんせ定期検診では「元気な赤ちゃん」と言われていたのだから。でも、怖いのは…
睡眠とは誰しもが必要とする時間よ。でも、世の中には寝られない人もいる事は確かで、私達もその一人。あえて一人と書いたのは、人格によっては寝ることができる子も居るから。しかし、一人の人として見た時には寝てはいない。薬の力でギリギリ寝れているだ…
人の自傷行為は痛々しい。見てて悲しくなるわ。何があなたをそこまだ追い込んだのか。話して欲しかった。そんなふうに思ってしまう。悲しい出来事。
普段から私たちのお仕事は夜なのね。だから、普通に寝なさいと言われても中々難しい問題があるわ。気持ち的には有難い話なのだけど、人に不信感しか抱いたことの無い私には客の前で寝なさいなんて怖いことは無い。お金が盗まれやしないか、変なことされやし…
人生において必要なことは、情報・知識だった。今、私の友達の話を聞きに来ていて、情報・知識が少ないとどうなるか知ったの。行政の対応、医者からの薬の情報、精神的な情報、必要なことが多くあった。私達はいろんな情報を人格を持っているから、一人ひと…
恐ろしい夢を見た。時間の歪み。時空を場所が入れ替わり、立ち替わり、孤独な世界。十字架を背負ったあの日のこと。フィクションならどれだけ良かったか。過去の清算。時間は永遠。背負ったものは返せない。
幸せな音色を感じる。人から言わせればそれはただの鼓動。でも、私には幸せに感じる音色。抱きしめる度に感じる音色は生きている証拠。私の隣にいてくれる証拠。それはとてもとても安らぐ音色で心から愛を感じる。幸せ音色とはこのことをさすのね。嬉しいわ…
友達と思っていた人から連絡して来ないでと言われた。って話。Twitterでの話になるわね。久しぶりに、私の見解を話すわ。
ある日の昼下がり。寒い冬が近づく11月の日曜日。天気は良くて日差しが窓から降り注ぐ、ふわふわとした陽気のこの日。私は今、最愛の人の膝枕で幸せを感じている。猫のように擦りついてしまうのは仕方ないわよね。だって愛しているのだから。
声が呼んでいる。心の声。どこから聞こえて来るのかわからない心の声。私は答えたいと思った。歩く速度が速くなる。呼吸が荒くなる。冬の坂道。私は行く当てもないのに走った。