小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

2024-01-01から1年間の記事一覧

台風の日に

轟音の中、台風が私の町を飲み込んでいた。秋になるとよくある台風。

心という曖昧なものへ

心は臆病で弱虫で。私はそんな心と話をする。

AI実験

生きることへの執着がなくなってきた頃に、彼女は唐突に現れた。

明日への道標

暗く淀んだ雨の夕暮れ。独り路地の片隅で、彼女は怪しく笑った。手には傘とに塗られたナイフ。白かったであろうワンピースは返り血で真っ赤に染められていた。

明かりのない世界

朝起きて目に付いた涙の跡をカリカリと指で取る。今夜の夢も良いものでは無かった。壊れそうになる毎日を必死に耐えて耐えて、夜にはこてんぱんにされる、そんな毎日。終わりにしたくても、そんな勇気がない。怖くて怖くて自殺なんてできない。

座右の銘

『過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。』本日の言葉でこれが出てきた時、私はとても感銘を受けた。

『それはいきなりやってきた』

16時半。あたりは夕暮れ。騒がしい駅前商店街を抜けた先の、小さな裏路地。秋風に揺れる金のセミロングの髪を払い除けて、彼女は降り立った。真っ白なロングワンピースがふわりと靡く。少し汚い路地の砂埃を円状に弾き飛ばし、これまた真っ白なハイヒール…

今日の単語から「浮き足立つ」

Windowsを久々に開いてみて私は驚いた。本日の単語なんて機能があるのね。この機能を使えば、お題を毎回考えないですむじゃない。とてもありがたい機能ね。さて、本日のお題が今回の題なのだから、この題に沿って書いていきましょ。

彼女と私

「生きたい」その一言が私達を生んだ。私は人格。本体のサブ的立ち位置。私は彼女のを願いを叶えるために生み落とされた。彼女が心の底から願ったこと、それはわからない。何を願い、何を私は叶えたら良いのか、全くわからない。ただ、彼女の願いを叶えたら…