小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

趣味の時間

 宿題を自分で考える。これはとても良いことよ。なんせ、向上心の現れなのだから。プログラムの世界にどっぷり浸かった彼は自ら望んでパソコンを叩く。カタカタと遅いタイピングで、でも、着々と成長しているのが感じ取れる。私ももっと時間があればもっと勉強しているのになんて、思わなくもないわ。でもそれはご法度。ダメなものはダメよ。48時間寝ないでいたとして、クオリティはどうかしら。無駄に決まっている。それなら、ちゃんと寝て、ご飯食べて、やりたい時に、やることが大切なのではないかと私は思うのよ。

 

 立ち上がったその時から一日は始まる。エル君が掃除を始めても、文句なんて一欠片もない。彼、潤君がパソコンを開いたところで、文句なんてない。私が携帯でこうゆう風に文を打っていたって何も文句はない。えーちゃんだけは特殊でハーバリウムなんて、とても繊細で細かい作業をしているから、体が疲れちゃうのね。そこは、セーブしていかなきゃ。私達にダメージが入っているのも致し方ないわ。だって、繊細すぎるから、考えることもたくさんあるだろうし、何より細かいのよ。仕方ないわ。でもえーちゃんはやりたくなった時にしか出ないので過集中があろうと、私はいいとおもっているの。ほら、物は捨てなきゃあり続けるでしょ?電子は簡単に消されてしまうから、少し羨ましく思うわ。そんな電子でも潤君はとても楽しそうにコードを書いているのだけれど。

 

 不思議ね。やりたいことを全員がいっぺんにやるには時間が足りな過ぎる。けど、それが色々な味をだしている。素敵なことが沢山ある。アメリアの歌、私の文、えーちゃんのハーバリウム、エル君の掃除や薬の知識の蓄え、かがりちゃんの真似の研究、あげればキリがないわ。でも、それぞれが仕事をしながら、それぞれがやりたいことをする。とても魅力的だわ。

 

 

 今回は少し短めだけど、私達の事を書いてみたわ。それぞれに良いところがあって、それぞれに役割がある。とても大切なんだけれども、みんな忘れがちなこと。中々自覚できることではないわ。私達は人格としてそれぞれに、個性があるわけだけど、それが集まるとこうなるのね。面白いし、魅力的。ここが私達のいいところよ。

 

 

個性は全員が持ってて、とても美しい。

 

 

京華