小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

「逃げる」

 バラバラの記憶の中で私達は生きている。知らなかった事、初めて知ることが多すぎて驚く事が多いわ。場所、予定、先の見通しの立たない事が多すぎて怖いは、何にもわからないこと。周りの人達は私達のことを普通の人と思っているのでしょうけど、内心は焦っている事の方が多いのよ。焦りを隠しているだけで、ただただ、なんで?怖い。どうなってるの?ってなっている。

 

 予定管理は私達にはできない。誰か助けて欲しい。彼には悪いことをするとは思っているわ。でも、正直、助けて欲しいわ。怖い。普段は冷静をよそうってっている私にも、怖いと感じてしまう。致し方ないのかもしれないわ。これが解離性同一性障害

 

 好きという言葉が怖い。信用できない。私達の、全てを知られたら好きじゃなくなる可能性がある。私達の全てを知られられたら私達は、生きれるのかしら?言葉はいくらでも嘘をつける。文は嘘をつかない。私は、そう信じている。だから、好きという言葉は、手のひら返しで簡単に、裏がえる。人の内面のなんてそんなもの。好きという気持ちを体現したいなら、しっかりと文にしなさい。じゃないと記憶は簡単に消えてしまうのよ。

 

 予定管理ができない。記憶がなくなるから。カレンダーはあるわ。でも、そのカレンダーに書くことをわすれる。ふふ、まるで認知症のようね。短期記憶が長期記憶が消えていく。お金の管理もできない。予定がわからないのだから、仕方ないのかもしれないわね。私達には出来ない事が多い。弱い。とても弱い。記憶の抜け、逃げてる。わかっている。わかっている。だけど、動けない。苦しいとか精神とか、詐病。といわれたこともある。確かに詐病といわれても仕方ないのよ。ただの甘え。生きるなんてただの甘え。

 

 解離性障害なんて私達には逃げにしかならない。

 

 くだらない。死にたいなんて思ったこともあるわ。でも、それも逃げ。逃げてばかりにの人生。もう、うんざりだわ。

 

 

京華