小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

呼吸と食事と睡眠

 息を吸う。物を食べること。寝ること。全てが私達には難しいこと。普通なら簡単に出来ることなのになかなか私達には出来ない。練習をここ2年間練習して来たのだけれど、どうしても出来なくなってしまったの。

 

 死にたい子がいて、その子は無意識に呼吸を止めてしまう。しかも何をされても言葉は発さず、逃げ回るだけ。それは昔に“自分さえ我慢すればなんとかなる”と学んでしまったから。その子はお風呂に入ると顔面を水にジャポンとつけてしまう。無意識なので意識してないと本当に死んでしまう可能性があるの。怖いことだわ。

 

 物を食べること、これはかがりちゃんの“美しくありたい”に関係しているのね。食べてしまうと太ってしまう。そのことにすごい忌避感を憶えているから。太っていることは醜いことって彼女は思っているのよ。そんな事ないのに。それでも怖がって食べる事を拒否してしまうの。これは無意識なのかも知れないわ。かがりちゃん自身はホワイトチョコ好きだもの。

 

 寝ること、これは幼少期から苦手だったわ。なんでかは知らない。私がいた時にはもうすでに寝ることができなくなっていた。寝るのはいつも3時とか4時とかになっていたわ。これも無意識のうちになってしまったのかしら?綺麗になりたいかがりちゃんとは正反対ね。寝ることはとても美容に良いはずなのだから。

 

 矛盾したこの関係。わたしたちはどうしたら良いのかしら。死ぬこと、ガリガリになること、ゾンビみたいにクマをつくり続ければ良いのかしら。いいえ、そんなの生きて行かねばならない私達にはダメよ。せっかくの命ですもの有効に使って行かなきゃ勿体無いわ。勿体無いなんて言っている時点でダメね。

 

 今日は自分語りばかりで申し訳ないわ。でもこれが私達なのよ。今は薬の力を使って寝ること、食べることはクリアしているわ。死にたいも(希死念慮と言うらしいけど)それも少なくなってきたわ。病院にも定期的に通っているし、少しずつでも改善に向かっているのよ。あとはカウンセリングでどこまで出来るかね。今回は自分の現状報告になってしまったわね。なるべくこうゆう話題は避けたいところなのだけど、ごめんなさいね。少しでも同じ状況にいる方には共感してもらえれば嬉しい限りよ。

 

 

京華