小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

青の点滅

 暗い電車の窓の中、青い光が見えたの。電車の明かりなのかも知れないけどそれは点滅していて、何故か愛おしく感じてしまったの。美しく私には見えたのよ。人口の光でも暗い中で唯一光っていた、青。とても愛おしい青。広告も何もなかったからかしら?それとも一人寂しく光ってたからかしら?わからないけどとても愛おしく感じたのよ。青はとても落ち着いている色と私には感じられるの。だから好きな色でもあるわ。それ所以かしら?青のラインが入った電車も、少しだけ愛着があるわ。でも青々すぎるのも好きじゃないのよね。今回も色の話になっちゃったわね。でも、好きなものは好きで良いと思うのよ。

 

 ぼんやりしながら文を書いていると、ふとしたところに、お題?話題が降ってきて、私の文を書く意欲を掻き立てるの。創作とはとても言えたものではない、この文。あっちへ行ったりこっちに戻ってきたり。嫌になるわ。こんな汚い文、もっと綺麗に書ければと思うのだけど致し方ないわね。私の文才はなかったってことね。


 隣にいる彼氏さんを見る。少し胸毛の生えているところがみえたので、私は治してあげたわ。だって彼もいやでしょ。胸毛にいい思いをした人なんてそんなにいないと思うのよ。彼はよく黄昏れることがある。それを気に食わないかがりちゃん。よく彼は怒られているみたいね。私ならそんなに怒ることではないと思うのだけれど。別に黄昏れてたっていいじゃない。私には文があるのだから。

 

 あら?じゃあ、かがりちゃんには何があるのかしら?そういえばみんな特技はあるけれど、かがりちゃんにはそんな特技とか見覚えないわね。人の真似ぐらいかしら?それはそれで寂しいものね。でも、彼女は“可愛くありたい”と言う気持ちがあるのは確かよ。おかげさまで体の年齢は大体、2,3歳ぐらい若いわ。美容とか健康が好きなのね。それもこれも、彼氏さんのためかしら。あら、かがりちゃんの話になってしまったわね。私とかがりちゃんはとても近いのよ。なんせ女の子同士ですもの。おかげでかがりちゃんのことを書く機会が増えてしまってるのだけど。では、次はと思ったのだけど、そんなことしてたら28人分書かなきゃいけなくなっちゃうわね。


 何がいいたかったかよく覚えてないのだけど、とりあえず、あの青の点滅を、電車に座りつつ、斜めから見ていた私は、あの青に引き込まれたってことね。愛おしい青だったわ。

 

京華