小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

逃げるな

 ふわふわ浮く様な感覚。雲の上を歩いている様な不思議な感覚に、よく襲われることが多いわ。あとは地震。自分だけの地震にも襲われることが多くて、正直なところ、私は外には出たくないの。あの奇妙な感覚になるのが嫌で、私は外から逃げていた。この感覚を医者は「離人症」と呼ぶそうね。人から離れる、で、離人。私は人から離れた感覚はないのだけれど、よく襲われるという事は、そうゆう事なのかしら?

 

 私は人であり、こうして文を打っている訳だけど、今も背中がゾクゾクする様な、自分が打っている筈の文が誰かに打たれているような、もしくはこの手が自分という事さえ認識出来ていないみたいで、正直、怖いわ。でも私は私で存在しているのよね。何とも不思議で、怖い話。自分が自分ではない感覚、誰もが一度や二度ぐらい経験した事あるでしょう?あら?ないのかしら。まあ、いいでしょう。そうゆう所も解離なのかもしれないわ。壊れた自分、なんてよく聞くけれどこれも壊れた事になるのかしらね。もう私ではわからないことよ。

 

 頭の中で文字が浮かぶ。「逃げるな」と書かれましても、困ったわ。私、考えたりするタイプじゃないのよね。それなら自分のこと好きな事がしたいわ。文集を作るとか、詩を書くとか。本を読むのも面白いわね。詩集なら金子みすゞさんのが好きよ。本なら西尾維新さんとかがいいかしら。文字のうまい使い方をされていて、尊敬するわ。ほら、今、私、逃げてないじゃない。何が「逃げるな」よ。私はこれっぽっちも逃げて無いわ。逆にあなた達が逃げている様に見えるけれど?特に死にたがりメンバーは自信を持って言える、逃げているのよ。

 

 こんな事本当ならわたしが言うのでは無くて、もっと過酷な状況にいた人が、言うべきじゃないかとも、思うのだけれど、仕方ないわね。これだから、薬物は嫌いなのよ。過酷に身をおいていた方々は、悉く、うつなり自傷なりしていることが多いわ。お陰様で、薬が増えていく、増えていく。もう本当に勘弁してほしいわ。あ、でも、眩暈の薬は頂戴。あれないと文が書けないのよ。あら?文がズレている?あらあら。まあ、いつもの事よね。

 

 何が言いたかったかというと、離人症ってものがあり、それが嫌で、引き篭りをしているってこと。私からは以上よ。似たような経験をお持ちの方、もし良ければ、対処法教えて欲しいわ。医者から言われた事は全部試したのだけど、ダメだったので。

 

 グダグダな終わりになってしまったのだけれど、これだけは言わせて。個性と奇の違いぐらい知ってて書いているわよ。馬鹿なこと言わないで。調べながら書いているわ。誤字は嫌だもの。


 “文は嘘をつかない”のよ。

 

京華