小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

夕方のお散歩

 雨が上がって空は晴れ模様の現在。本当は散歩しに行きたいのだけれど、鬱がなかなか抜けなくて、仕方ないからこれを書いている。昨日は楽しかったわ。詩について考えて、文学フリマまでには完成させたくて、かなり遅い時間までやり込んじゃった。この体、大丈夫なのかしら。まあ、私には関係ないのだけれど。なんせ本の虫。文章だけが答えを教えてくれるのだから。


 カーテンの閉まっているこの部屋で、私はほんの少し字をぽちぽち書いているのだけど雨上がりの今、外はどうなっているのか見て感じ取って文を完成させたいものよね。外、行く事にしたわ。

 

 外はとてもとても、綺麗だった。小鳥が鳴いている。なんの小鳥かわからないのだけど、楽しそうにお話ししているように感じた。外に出てすぐの所にある、階段が、夕陽を浴びて白く輝いて見えた。美しい情景。眼鏡をかけたまま外に出るのはいつぶりかしら。こんなにも緑がはっきり見えるなんて。ふふ、嬉しくなっちゃうわね。桜が綺麗だわ。今日は風が強いし冷たいからお花見はまた今度。今度はちゃんとお団子、持って行かなきゃね。

 

 自転車が横を通る度に冷たい風が、私をすり抜けていく。心地よい外の気温。タクシーが仕事でうろうろしている。ジェスチャーで行きたい方向を、教えてくれる車。本当はこの公園に行く訳では無かったのだけれど、ここに辿り着いてしまったのだから仕方ないわ。ここも十分綺麗な桜があるもの。

 

 違う場所に移ってみたの。ベンチと机があるところ。ここには桜はないのだけれど、どこからか、桜の花弁が舞っていた。5時、チャイムのような鐘の音が聞こえるの。もうそんな時間なのね。ここからは夜なのかしら。それともまだ日が沈みきって無い今は夕方なのかしら。小鳥の声が止み、烏が鳴く。行く最中筑紫を見つけたの。こんな寒くて強い風の中、筑紫は真っ直ぐに生えていたわ。仲間と共に、力強く。私も力強く真っ直ぐに生えていきたいわ。上を見上げると、団地の廊下の窓が銀色に光っていたの。太陽の光を反射してとても美しい輝きを照らし出してた。太陽はすごいわね。色々なものを輝かせ美しくしてくれる。

 

 ふと。天を仰いだ。空は美しく輝いていた。太陽にばかり気をとられていたけど、雲も美く夕焼け特有のグラデーションを映し出していたの。思わず写真を撮ったわ。あまりにも綺麗、美しいが多すぎて、春は夢の中にいる様に思えてしまうのは、私だけかしら。恋の季節、春。出逢いの季節、春。色々な春があるけど、私は色とりどりの季節、春。と、言いたいわ。ここまできれいな季節はずれ他にないでしょ。秋も綺麗だけど哀愁のある季節に思えるのよ。

 

 ここまで外と家で書いてきたけれど、文は滅茶苦茶になってないか心配だわ。後で手入れするかも知れないわね。その時は、再構成日記のサイトか私のTwitterに書くとするわ。

 

 そうそう、4月1日から再構成日記のサイトをオープンしたの。私の文、だけではなくって、えーちゃんという子の“ハーバリウム”のことだったり、サイトですもの、色々とやっていく予定よ。時間があるときにでも、見てくださいな。

saikosei-nikki.com

 

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京華