小鳥の遊び場

詩と文のライブラリ

『それはいきなりやってきた』

 16時半。あたりは夕暮れ。騒がしい駅前商店街を抜けた先の、小さな裏路地。秋風に揺れる金のセミロングの髪を払い除けて、彼女は降り立った。真っ白なロングワンピースがふわりと靡く。少し汚い路地の砂埃を円状に弾き飛ばし、これまた真っ白なハイヒールが汚れないように、降り立った彼女には黒い翼が。

 っっっつ!?

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今日の単語から「浮き足立つ」

 Windowsを久々に開いてみて私は驚いた。本日の単語なんて機能があるのね。

 この機能を使えば、お題を毎回考えないですむじゃない。とてもありがたい機能ね。さて、本日のお題が今回の題なのだから、この題に沿って書いていきましょ。

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彼女と私

 「生きたい」その一言が私達を生んだ。私は人格。本体のサブ的立ち位置。私は彼女のを願いを叶えるために生み落とされた。彼女が心の底から願ったこと、それはわからない。何を願い、何を私は叶えたら良いのか、全くわからない。ただ、彼女の願いを叶えたら、私はきっと、「消えてしまう」ということはわかる。だから、私は分かったとしても叶えてあげる事はしない。消えたくはないから。

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天国のような無意識

 心が私達には足らない。そう思わざるを得ないことが起きてしまった。人が1人、死のうとした。間接的に私達のせい。私達がもっと上手く『解離という本能』に強くなっていたらこんなことにはなっていなかった。自分に甘すぎる。人を見ろ。他者を守れ。これが私達の全てだったのに、かがりちゃんは『自分を甘やかした』。

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